Outlookのアドレス帳へ表示、非表示の設定方法

Outlookのアドレス帳へ表示、非表示の設定方法

2021年4月28日
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Outlookのアドレス帳には、グローバルアドレス帳、オフラインアドレス帳があります。

今回は、ドメイン内で作成したユーザーをアドレス帳から非表示にさせる設定手順になります。

共有メールボックスアドレスの表示、非表示の設定方法もシェアします。

現状の構成

オンプレAD+認証サーバ+Microsoft365

上記の構成でExchageサービスを利用しています。基本個別ユーザーは、オンプレAD上で作成してMicrosoft365と同期して設定を反映させています。共有メールボックスは、Microsoft365管理センターより作成しております。

オンプレADからの設定手順

▼オンプレAD設定場所
「Active Directoryユーザーとコンピューター」
→「ユーザー」→「プロパティ」

→「属性エディター」→「msExcHideFromAddresslists」をクリック

デフォルト値:<未設定> グローバルアドレス帳に表示

       <True> 非表示になります。

個別ユーザーやDestinationGroupのメーリングリストも同様の設定になります。Microsoft365との同期が終わって、その後クライアントのOutlookアプリとの同期が反映されるまで少々お時間がかかります。

 

~~補足~~属性エディターを表示させるには~~

「Active Directory ユーザーとコンピュータ」→「表示」→「拡張機能」をくりっくします。

 

 

共有メールボックスアドレスのアドレス帳表示設定

▼共有メールボックス
「Microsoft管理センター」→「グループ」
→「共有メールボックス」→「該当のメールアドレス」
→「グローバルアドレス一覧に表示する」→「編集」
→「組織のグローバルアドレス一覧に表示する」のチェックを外す
→「保存」をクリック

 

補足情報

グローバル アドレス一覧 (GAL)

 Exchange Online によって自動的に作成される組み込みの GAL には、組織内のメールが有効なすべてのオブジェクトが含まれます。 追加の GAL を作成して、組織または場所ごとにユーザーを分けることができますが、1 人のユーザーが一度に表示および使用できる GAL は 1 つだけです。

Microsoft公式サイトより引用

アドレス一覧

アドレス一覧は、1 つのリストにグループ化された受信者のサブセットで、ユーザーが簡単に検索できるようになります。 Exchange Online にはいくつかの組み込みのアドレス一覧が付属し、組織は必要に応じてさらにアドレス一覧を作成できます。

Microsoft公式サイトより引用

オフライン アドレス帳 (OAB)

OAB にはアドレス一覧と GAL が含まれます。 OAB は、Exchange キャッシュ モードの Outlook クライアントによって使用され、受信者の参照用のアドレス一覧と GAL へのローカル アクセスを提供します。

Microsoft公式サイトより引用

Exchange Online のアドレス一覧 | Microsoft Learn

管理者は、Exchange Online で利用可能なさまざまな種類のアドレス一…
docs.microsoft.com

 

ひとり情シスより

退職者が出た際に、ADで作成したユーザーアカウントを即時削除はしていません。何かあった時のために半年程度アカウントは残しています。このようなケースでもクライアントPCのアドレス帳には、残ってしまいます。 また、ライセンス登録用に作成した共有メールボックスアドレスなどは、ユーザー同士でのメールやりとりはないので、アドレス帳への表示も不要です。なぜ共有メールボックスアドレスを使用しているかというと、無料で作成出来るメールアドレスだからです。