Exchage Onlineにてメールボックスの容量が決まっています。ユーザーよりメールが届かないなどの連絡が来る前に指定した閾値にメールボックスが達した場合に、管理者へアラート通知してユーザーにメールボックスの注意喚起をする為にとても必要な機能についてシェアしたいと思います。
目次
Office365メールボックスの容量は?
office365のプランで「Business Essentials)などのExchange Online プラン1が付与されているライセンスでのメールボックスの初期容量は「50GB」です。E1プランの契約では、Exchange Onlineプラン2が付与されます。このメールボックス容量は「100GB」です。プラン別のメールボックスの容量はこちらです。これは、2018年7月時点の情報です。すぐに容量などサイズが変更されますのでご注意ください。
プラン別メールボックス容量
プラン名 | 容量 |
---|---|
Exchange Kiosk | 2GB |
Exchange プラン1 | 2GB |
Office365 Business Essentials | 50GB |
Office365 Business Premium | 50GB |
Office 365 Enterprise E1 | 50GB |
Office 365 Enterprise E3 | 100GB |
Office 365 Enterprise E5 | 100GB |
Office 365 Enterprise F1 | 2 GB |
参考URL:
Exchange Online の制限 - Service Descriptions | Microsoft Learn
警告はどんなのがある?
警告のボーダーラインは?
※ 警告値 : Exchange Online Plan 1 (Exchange Online Plan 2)
PowerShellコマンドレットで現状の確認
単体のメールボックスで確認するには?
全ユーザーのメールボックスの警告値を確認する
PowerShellでメールボックスの各警告値を変更
ここでは任意の容量制限を設定します。社内ポリシーというかどの程度で管理者へ通知するのか良く検討しましょう。
全ユーザー のメールボックスを変更
メールボックス単位で変更する場合
Set-Mailbox -Identity <対象メールボックスのアドレス> -IssueWarningQuota <設定する容量> -ProhibitSendQuota <設定する容量> -ProhibitSendReceiveQuota <設定する容量>
容量警告通知を管理者ににも
メールボックスの閾値を設定して、管理者にも容量警告通知をしたいので通知設定を入れます。こちらは、トランスポートルールにて実施します。
警告通知設定はoffice365管理サイトから
ひとり情シスより
既存の閾値が高い為すぐにメールボックスがいっぱいになって使用出来なくなる可能性があるので、80%程度で警告メールを配信する設定にしたいと思います。しかしこれでは、既存のメールボックスに対しての設定なので次回は、今後新規で作成したアカウントにもこの設定が反映される為の設定を入れていきたいと思います。