SharePointサイトコレクションの使用量を1発で確認するPowerShell

SharePointサイトコレクションの使用量を1発で確認するPowerShell

2018年1月16日
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PowerShell を使用してSharePoint Online サイト コレクション使用量の一覧を取得する!

今回は、現在利用しているSharePointサイト コレクションの記憶域の一覧を取得します。PowerShellコマンドを使用してCSVに吐き出します。office365管理画面でもSharePoint管理センターに行けば容量などが確認出来るのですが、度重なるインターフェイスのアップデートが発生するので、記録として残しても使用が変わってしまいます。そこでPowerShellコマンドでサイト別使用容量を確認したいと思います。

事前準備

PowerShell のコマンドレットを実施にて、Windows PowerShell がインストールされている必要があります。

A. Windows Management Framework 3.0 をインストールする

下記の Microsoft ダウンロード センターから、Windows Management Framework 3.0 をインストールします。
なお、Windows 8 以降をご利用の場合は、ダウンロードする必要はありせん。

※ Windows のバージョンごとのモジュールの選択は、”Install Instructions” のセクションに案内があります。

B. SharePoint Online Management Shell をインストールする

※ 最新の SharePoint Online Management Shell が端末にインストールされている場合はこの操作は必要ないです。

下記の Microsoft ダウンロード センターから、 SharePoint Online Management Shell をインストールします。
OS に合わせて、32 bit 用か、64 bit 用を選択します。

 

<手順詳細>

1) SharePoint Online Management Shell を起動します。
2) 以下のコマンドを入力し、[Enter] キーを押下します。

コマンド :

 

例 : テナント名が “DDD” の場合は以下になります。

 

3) “アカウントにサインイン” のダイアログが表示されますので、管理者権限アカウントにてサインインします。
※ コマンドを実行するためには、全体管理者もしくは SharePoint Online 管理者で実行します。
4) 以下の書式を入力し、一覧を取得します。

コマンド :

※ StorageUsageCurrent に “使用されている容量”、StorageQuota には “割り当てられている容量” (単位 : メガバイト) が表示されます。

CSV ファイルにエクスポートする場合は、以下の書式を入力します。

構文例 :

例 : エクスポート ファイルの保存先を “C:Users\UserName\Desktop” ファイル名を “File” とする場合は以下になります。

 

これでCSVの出力は完了です。

このデータをデスクトップで開いてい確認します。

 

SharePointサイトの制限について

SharePoint limits - Service Descriptions | Microsoft Learn

Learn the SharePoint limits for Microsof…
support.office.com

ひとり情シスより

毎回コマンドを叩いて確認するのはとても面倒です。使用容量などの管理サイトを入れ込んでほしいものですが、PowerBIなどを駆使して管理サイトを構築しているSlerなども見つけました。話を聞くと構築費用に100万円もかかるそうです。中小のコストセンター「ひとり情報システム」ではこの費用は大きすぎます。これからもこのPowerShellコマンドを実行して確認して行くしかありません。あっなんかアラートメール配信機能などないのかぁ?