Symantec System Recovery2013からバックアップエラーが発生しています。この為、バックアップが取得出来ない状況になっています。
切り分け作業
メモリの使用容量はどうですか?
- 該当のサーバより、タスクマネージャーを開きます。
- パフォーマンスタブを開きます。
- 左ペインのメモリを選択します。
- 右ペインに表示される「使用中」「利用可能」を確認します。
使用中の数値が、利用可能数値に限りなく近づいてないか確認します。ここの数値が近いというとメモリ領域が利用出来ない状況にあると言えます。そのため、このメモリを開放してあげる必要があります。
エラーメッセージ:リカバリポイントを作成できません
説明: エラーEC8F17B7
通知の種類: エラー
優先度: 高
説明: エラーEC8F17B7: リカバリポイントを作成できません: Local Disk (*:\), (C:\), ボリューム (D:\) のドライブバックアップ.
エラーE0BB0083: 増分リカバリポイントを作成できません。
エラーE0BB00B5: スナップショットエラーエラーEBAB03F1: 要求された操作の実行中に、次のオペレーティングシステムエラーが発生しました: 「エラーを特定できません.」。
詳細: 0xE0BB0083
利用環境
- Windwos Server 2012
- Symantec Sytem Recovery2013
「Symantec System Recovery2013」は「ベリタス社」に買収されていましたので、導入時期ではまだ、「Symantec」社でしたが現在は「ベリタス社」になっていました。しかもSystem Recovery2013のバージョンはサポート外になっているので、正式なメーカーサポートがうけられませんでした。そこで、ベリタス社のナレッジサイトにて事象を確認します。
ベリタス社のナレッジ・ベース
ベリタス社のナレッジベースは、下記URLとなります。
メモリの開放が必要です。ソフトウェアベースではなく、OSベースの再起動です。 サーバ機器の再起動を実施して下さい。
サーバ再起動後に再度バックアップタスクを実行して事象が改善されました。
ひとり情シスより
最終的には様子見という結果です。OSの再起動後、正常にバックアップが取得出来ましたが、ソフトウェア等は多く入れていないのでなかなか腑に落ちないところはありますが、システム系の障害ではよくあることです。様子見というベンダーの対応に一般の人にはなかなか理解されない箇所があると思いますが、ここはまぁしょうがないでしょう。自分も昔はこの「様子見」というワードを良く使いました。ユーザーには中々理解されないかもしれませんがこれはもうしょうがないでしょう。1週間が経過しても事象が再発されていないので、間違いなくメモリの開放が原因だったのでしょう。