NRAIDを運用していく中で、定期メンテナンスとしてメモリの開放を毎月1回実施しています。毎月メンテナンスを実施していますが、サーバの台数が増えてきて大分メンテナンス日のボリュームが増えてきて手が回らなくなってきました。そこで、スケジュールタスクを組んで自動的にリブートを実施します。今回はその設定投入時に調べた内容を共有します。
NRIDでの完了イメージ
- 毎月1回定期的に再起動を実施する
- 再起動時にはメール通知が管理者に送信される
- メイン機のみ再起動タスク(スケジュール)を入れる
- バックアップ機はこのタスクで立ち上がらなかった場合の為、再起動はしません。
NRAIDの構成
構成はこちらです。
・メイン機(NR5800M)
・バックアップ機(NR5800M)
・UPS(Smart-UPS「SMT500J」)
Web管理画面から設定
管理画面より
「システム管理」→「スケジュールパワー/オフ」
ここで発覚したのですが、NR5800Mの機器は1週間単位でのスケジュールしか組めません。月1回のタスクは出来ません。
事前にEUPモードを無効にする
管理画面より、「システム管理」→「パワーマネジメント」→「EUPモード」
ここを無効にしておきます。有効にすると省エネの為に消費電力が抑えられる仕組みが働き、スケジュールパワーオンが無効になってしまいます。なので、ここは「無効」します。
EUPをざっくり言うと
待機電力を少なく出来るよ!ってことです。電気代を安く抑えられるよ!
だからスケジュールで組まれた起動時のパワーが出せなくなって、自動で起動しなくなってしまいます。ただ、手動で電源をオンにすることは出来ます。
ひとり情シスより
自動化出来る箇所は自動化させて、日々のタスクを減らします。ここで、レポート出力などあると、ひとり情シスのドキュメント作成などの付帯業務から開放され、他の業務に時間を割くことが出来ます。また、Web管理画面などがあるととても便利ですね。コマンドラインでの確認よりとても分かりやすいです。初心者が情シスに回されてきても理解しやすいのではないでしょうか?クライアントに特別なソフトも入れる必要ありませんし、なんといってもOSに依存されない点が大きのではないでしょうか?今回は、EUP機能が有効になっていいたため、スケジュールオンになりませんでした。そもそもこの「EUP」という機能を理解していなかたったことが、原因です。今回の経験を積ませていただきしかもここに情報を蓄積して、再度同じような状況になった場合、簡単に検索で過去事例を確認できます。これからもどんどん技術情報を蓄積していきたいと思います。初歩的な情報でも、システムの障害って結構物理的な原因が多かったりします。これからも末永くお付き合いの程よろしくお願いいたします。