PowerShell

SharePointサイトコレクションの使用量を1発で確認するPowerShell

PowerShell を使用してSharePoint Online サイト コレクション使用量の一覧を取得する!

今回は、現在利用しているSharePointサイト コレクションの記憶域の一覧を取得します。PowerShellコマンドを使用してCSVに吐き出します。office365管理画面でもSharePoint管理センターに行けば容量などが確認出来るのですが、度重なるインターフェイスのアップデートが発生するので、記録として残しても使用が変わってしまいます。そこでPowerShellコマンドでサイト別使用容量を確認したいと思います。

事前準備

PowerShell のコマンドレットを実施にて、Windows PowerShell がインストールされている必要があります。

A. Windows Management Framework 3.0 をインストールする

下記の Microsoft ダウンロード センターから、Windows Management Framework 3.0 をインストールします。
なお、Windows 8 以降をご利用の場合は、ダウンロードする必要はありせん。

Download Windows Management Framework 3.0 from Official Microsoft Download Center

Includes Windows PowerShell 3.0, WMI, Wi…
www.microsoft.com

※ Windows のバージョンごとのモジュールの選択は、”Install Instructions” のセクションに案内があります。

B. SharePoint Online Management Shell をインストールする

※ 最新の SharePoint Online Management Shell が端末にインストールされている場合はこの操作は必要ないです。

下記の Microsoft ダウンロード センターから、 SharePoint Online Management Shell をインストールします。
OS に合わせて、32 bit 用か、64 bit 用を選択します。

Download SharePoint Online Management Shell from Official Microsoft Download Center

SharePoint Online Management Shell は、Win…
www.microsoft.com

 

<手順詳細>

1) SharePoint Online Management Shell を起動します。
2) 以下のコマンドを入力し、[Enter] キーを押下します。

コマンド :

 

例 : テナント名が “DDD” の場合は以下になります。

 

3) “アカウントにサインイン” のダイアログが表示されますので、管理者権限アカウントにてサインインします。
※ コマンドを実行するためには、全体管理者もしくは SharePoint Online 管理者で実行します。
4) 以下の書式を入力し、一覧を取得します。

コマンド :

※ StorageUsageCurrent に “使用されている容量”、StorageQuota には “割り当てられている容量” (単位 : メガバイト) が表示されます。

CSV ファイルにエクスポートする場合は、以下の書式を入力します。

構文例 :

例 : エクスポート ファイルの保存先を “C:Users\UserName\Desktop” ファイル名を “File” とする場合は以下になります。

 

これでCSVの出力は完了です。

このデータをデスクトップで開いてい確認します。

 

SharePointサイトの制限について

SharePoint の制限 - Service Descriptions | Microsoft Learn

Office 365 およびスタンドアロン プランの SharePoint の制…
support.office.com

ひとり情シスより

毎回コマンドを叩いて確認するのはとても面倒です。使用容量などの管理サイトを入れ込んでほしいものですが、PowerBIなどを駆使して管理サイトを構築しているSlerなども見つけました。話を聞くと構築費用に100万円もかかるそうです。中小のコストセンター「ひとり情報システム」ではこの費用は大きすぎます。これからもこのPowerShellコマンドを実行して確認して行くしかありません。あっなんかアラートメール配信機能などないのかぁ?

1manit

日本橋で社内情報システムをひとりで運用管理しています。(通称:ひとり情シス)日々効率良くシステムを運用出来るような記事の情報共有できたらなと思いこのサイトを立ち上げました。また同じような立場のひとり情シスの方々と社内の課題、問題点なども情報交換出来たらなと思っております。 ひとり情シスの方々が、社内での存在価値を高めるために少しでも有益な情報を提供出来るよう日々向上心を持ってサイト運営していけたらと思います。

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  • ポンコツファイルサーバーをクラウド化してみたらっていう経営者の思い付きで、いきなりマイクロソフト365を試せと指示があり、とりあえず試用していますが、あまりの設定項目の多さと、機能をみようとするとすぐ別プランのサブスクリプションを追加させられてしまうため、迂闊に操作できず、困惑しております。(当然ながら私はこのあたりの知識は一般人程度しかございません)一人情シスというお立場ですとこのあたりの情報はどう収集されているのでしょうか?気にせずガンガン課金されてしまう仕組みに恐ろしさしか感じません。下手すると重複してサブスクリプション課金されてしまってる可能性もあり、こういった場合どこに教えを乞うべきなのでしょうか?

    • >どう収集されているのでしょうか?
      office365にはサービスリクエストが出せるのでそこに質問を出したりしています。
      (あとはネットです)

      ただ、社内にあるファイルサーバを移行するとなるとベンダーへ相談する必要があります。
      MSはそこまでサポートしていないはずです。システムベンダーを紹介されると思います。

      私で良ければご相談にのりますよ。

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