Windows2012のDHCPリリースを増やしました

Windows2012のDHCPリリースを増やしました

2018年10月16日
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クライアント端末にてネットワーク(無線LAN)に接続が出来ないので、DHCPから払い出させるIPアドレスの「アドレスプール」を増やしました。

DHCPのアドレスリースを増やす方法

Windows Server 2012より作業をします。

  • サーバ管理センターより「DHCP」を選びます。
  • DHCPサーバを選択します。
  • IPv4より増やしたいセグメントを選択します。
  • スコープ(トップ階層を右クリック)を選択して右クリックします。
  • 「統計情報の表示」を選択します。(現在の払い出しの数が見えます)
  • 「プロパティ」を選択します。
  • 「全般」タブを確認します。
  • 「開始IPアドレス」と「終了IPアドレス」を変更します。

DHCPクライアントのリース期間について、基本1日の期間を設定しています。クライアント端末は、毎朝新たにIPアドレスを払い出す設定にしときます。余計にIPアドレスを掴んでいるよりも毎日リフレッシュさせることで、不要なIPアドレスを使用しなくてすむからです。

アドレスプールを増やした背景

無線LAN端末の増大です。端末台数が大幅に増えてきたとこが原因です。クライアントからの問合せで、ネットワークに接続出来ないという声が上がってきました。無線LAN接続で、SSIDとPWの入力は間違っていないのにネットワークに接続出来ない。クライアント端末を確認してみると、IPアドレスが取得出来ていませんでした。そこで、固定のIPアドレスを設定すると問題なくネットワークに接続出来ました。 

DHCPサーバのプール(統計情報)の確認をして原因を突き止めます

先程のスコープにて、統計情報を確認すると100%に近づいていました。IPアドレスの枯渇が原因で正常にIPアドレスを払い出せていません。

DHCPサーバのアドレスプールを増やす前には

現在固定で割り振っているIPアドレスをしっかりと確認する必要があります。IPアドレスのバッティングによる2次障害を回避するためです。

ひとり情シスより

クライアントからネットワークに接続出来ないという問合せが来るとゾクッとしてしまいます。影響範囲は?何か設定を変更した履歴はないのかなどなど、多くのクライアント端末が無線LAN接続出来る環境になってきています。スマホも簡単に接続が出来るので当初見込んでいた無線LAN接続のセグメントのIPアドレスが枯渇しています。クライアントPCだけではなく、カード読み取り機器なども無線LAN接続できる端末が社内に入ってきています。今後の運用も考えてセグメント帯を増やす必要が出てきそうです。