ヤノ販売のNR5800をご存知ですか? 昔MOドライブで人気のあった会社です。どこの会社でも1つはこのメーカーの製品があったぐらいのシェアでした。主に「Mac」の周辺機器に特化した会社さんです。
しかし、2000年台ごろからMOドライブの衰退と共に製品をシフトチェンジして、NAS製品を販売しています。
ここへ来てMacユーザーが増えてきているので、最近は、とても売れているのではないでしょうか?
今回は、日々使わせて頂いている「ヤノ販売」様の「NRAID」NASについて紹介します。
目次
神戸市に本社を置き全国の会社へ製品を供給しています。公式HPより11名の少数精鋭の会社です。
主力商品は「N-RAID」というNAS製品を販売されていてます。商品の販売は販売代理店を通して、購入出来ますか。直接でも出来そうですが、私の場合は、販売代理店様を紹介されました。この神戸から全国の Mac使用会社からの引き合いが多いようです。特に名古屋地区が多いようです。関東東京へも定期的に来られてお客様への挨拶回りや、営業活動を実施しています。
主な取引先公式HPより引用
主な取引先 ・ダイワボウ情報システム株式会社
・株式会社大塚商会
・株式会社Too
・富士ゼロックス株式会社
・株式会社姫路モトヤ
・ダイコロ株式会社
・三友株式会社
・株式会社エステック
・ソフトバンクコマース&サービス株式会社
・株式会社ムサシ
超大手との取引が多いようです。
「OS9」現在も運用されているからです。
この「NRAID」は、Apple Talkでの接続が可能なんです。afp接続でマウント出来るんです。
もちろん、最新のMac Pro(High Siera)もありすでに、Intel Macになってsmb接続のみでも済むのですがどうしてもafp接続(セレクタ接続)があるんです。もともと「Mac」に特化した会社さんなので、とてもMacに優しいんです。安価なNASを買うよりも「NRAID」の方がIOも早く安定しています。もちろんWindowsからのアクセスも可能で、SMB接続で受け渡しの場所としても使用しています。
価格 :77万円
商品名:NR5800M-50T
サイズ:50TB(HDを5本:RAID構成)
かなり高額です!!やはりMacユーザーを意識しているのか、画像や映像を格納する為にサイズも大容量です。
1番小さいサイズは、5TBモデルがあります。価格は、32万円
映像会社やデザイン会社などでは、1人1台机の足元に置いて利用していることが多いみたいです。
推奨構成は、NRAIDを2台組み「本番機」「バックアップ機」としての構成です。Web管理サイトが準備されているので、そこからADへの接続やフォルダへのアクセス権・バックアップ設定・リアルタイムモニターなどが標準装備されています。
「NRAID:本番機」ー「NRAID:バックアップ機」+「UPS」です。
20TBのサイズでは、上記構成で100万円近くかかります。ちなみにサーバルームへの設置の場合、通常ラックマウントをしてサーバを収納していますがデスクトップ型のNASにUPSもこれまた、デスクトップ型(かまぼこ)なのでかなりスペースを取ります。
仕事がら映像系やポスター画像などを取扱う会社で働く機会が多いので、会社でファイルサーバを準備する際には、Macが中心になります。Windows系もやはりあるのですが使用量を比較すると8:2で全くWindows Serverは使用量が低いのです。
今後は、NRAIDのみのファイルサーバ構成もありだと思います。現在、多くのクラウドサービスを利用しているので、オンプレにそこまで高機能なサーバを置く必要がないからです。Windows ServerもAD程度でいいような気がします。
他社のNAS製品同様、アクセス権を付ける場合トップフォルダのみ制限がかけられます。
配下のフォルダに関しては、上位フォルダから継承されてしまいます。例えば、部署フォルダを作成して下位フォルダに役職者のみアクセス出来るフォルダを作ることが出来ません。その為、Windowsファイルサーバから切り替える際に、並列にフォルダが多くなってしまう可能性があります。ただ、視点を変えることでシンプルで少ないフォルダ数で運用できるではないでしょうか?
直接、神戸の本社へ連絡してサポートを受けます。関西圏なのでもちろん関西弁です。でも結構標準語でしたね。
対応は、親切丁寧でエンジニア同士の話ではとてもスムーズに事象改善までアプローチしていただけます。
個人的にはとても良いサポートを提供していると思います。
ファイルサーバの運用管理の視点からでは、とても素晴らしい製品だと思います。ハード障害も少なくとても安定稼働していますし、何よりMac PCの目線から製品が作られているのでとても親和性が高いと思います。もちろん最新のOSへの対応なんかは各社悩ましいところですが、広くカバーされています。